松下幸之助記念館を訪れて
昨年、大阪に出張する機会があり、予定まで少し時間があったので、松下幸之助記念館に訪問してきました。
場所は門真のパナソニック本社の敷地の中のパナソニックミュージアムの一角にあるのですが、私は以前、製造業に勤めていたということもあり、このような大きな工場の近くに来るだけでもワクワクするものです。
展示場では松下幸之助さんがお生まれになってから会社を創業、発展され、晩年までの過程に沿って多くのものが展示されており、ミニシアターなども視聴することができます。
見学されている方の中には外国の観光客のような方もいらっしゃいました。松下さんのような日本を代表する経営者の考え方がインバウンドの対象になっているのでしょうか。
インバウンドの対象が買い物から体験へ。そして今や精神や考え方を学ぶというところにまで及んできているのかもしれません。
また展示各所では「松下幸之助のことば」と題して、松下幸之助さんの教えを記したカードが30あり、自由に持ち帰ることができます。
このカードを30個集めるというのが、一種のゲーム感覚で結構楽しいのです。
記念館の展示スペースを抜けると別の部屋に現在のパナソニックについて知ることができるスペースがありました。
最近ではBtoBの領域が多くなっているように見えますが、私個人としてはやっぱりコンシューマー向けの商品で世界を席巻するような商品が見たい、というのが本音でもあります。
また、社長の津賀さんはこれからのパナソニックを「くらしアップデート業」と定義しています。
では当社のこれからは何業なのだろう?そんなことも考えるきっかけになった、松下幸之助記念館。
何度訪れても勉強になる場所だと思います。ぜひ一度見学してみてはいかがでしょうか。