日本製鉄さんとトヨタ自動車さんの訴訟問題から考えたこと
先日、日本製鉄さんがトヨタ自動車さんを訴えたというニュースがありました。
日本製鉄さんにとってはトヨタ自動車さんは非常に大きなお客様であり、そのお客様を訴えたということで大きなニュースになりました。
この件についての私の見解は述べませんが、商売において大切なことを振り返るきっかけとなりました。
1つは商売をするにあたって信頼関係が何より大事であり、さらにトップ同士の信頼関係が普段から築けているかどうかということです。
今回、トヨタさんは訴訟を起こすのであれば事前に社長へ話があってもよかったのでは、とコメントを出しています。
商売をしていれば、トラブルがつきものです。
何か大きなことがあった場合には、電話1本で話ができるぐらいの信頼関係は普段から築いておかなければならないと思います。
2つ目はクリーンな姿勢で商売をする、ということです。
商売をしていれば、お客様、仕入先様など必ず利害関係者はいらっしゃり、時にはお互いの利害がぶつかることはあるわけです。
でもそこで、自分の立場を利用して、相手を陥れようとなどとしてはいけない、ということです。
今回の例で日本製鉄さん、トヨタさんにこのような気持ちは本当になかったでしょうか。
事業の目的はお客様や社会の発展に貢献することです。
それがどこかで、ライバル他社に勝つこと、人より目立つことなど誤った方向に行っていないか、常に再確認することが大事だと思います。